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新生児マススクリーニング

Newborn Mass Screening

生まれてきた赤ちゃんへの、
最初のプレゼント。
新生児マススクリーニングのご案内

生後まもない赤ちゃんに受けていただく大切な血液検査です。
見た目には元気でも気づきにくい病気を早期に発見し、
赤ちゃんが健やかに育つためのサポートにつなげます。

なぜ必要なの?

対象となる病気は、生まれたばかりの赤ちゃんには症状がほとんど現れません。見た目には健康そうでも、気づかないまま時間が経つと突然体調が悪化したり、発育に影響が出ることがあります。

早期発見すれば

特別なミルクや薬など、比較的シンプルな対処で病気の進行を防げるケースが多くあります。

発見が遅れると

発育・知能・内臓機能などへの影響が出る可能性があります。早めの治療開始が鍵です。

どんな検査?赤ちゃんへの負担は?

1

生後5日前後に実施

入院中に当院のスタッフが行います。保護者の方が特別に準備することはありません。

2

かかとから数滴の血液を採取

専用の紙に血液を染み込ませるだけ。採血量はほんの数滴で、赤ちゃんへの負担はとても小さい検査です。

3

専門機関で分析・検査

血液を専門機関に送り、精密に分析します。結果に問題がなければ特に連絡はありません。

何がわかるの?

現在、日本では約20種類の病気を標準的に検査します(自治体により異なる場合があります)。新しい技術(タンデムマス法)の導入により、以前より多くの病気を一度に調べられるようになりました。

 先天性代謝異常症

体の中で栄養を分解・利用する「酵素」がうまく働かない病気のグループです。

例:フェニルケトン尿症、ガラクトース血症、メープルシロップ尿症 など

 内分泌疾患

ホルモンのバランスが崩れる病気のグループです。早期治療で正常な発育が期待できます。

例:先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成症 など

 最近では 脊髄性筋萎縮症(SMA)重症複合免疫不全症(SCID) など、重篤な病気も検査対象に加わりました。早期発見・早期治療により、予後が大きく改善することが知られています。

費用について

検査費用はお住まいの自治体によって異なります。多くの自治体では公費負担(無料または一部負担)で受けられます。詳しくはお住まいの市区町村にご確認ください。
ご不明な点は当院スタッフにもお気軽にご相談ください。

再検査の連絡が来たら?

まず深呼吸して、落ち着いてください。

再検査や精密検査が必要になる場合があります。これは「偽陽性」といって、実際には病気でないのに検査結果が陽性になることもあります。再検査=病気が確定したわけではありません。

万が一再検査の連絡があった際は、当院より速やかにご連絡します。一人で抱え込まず、私たちと一緒に次のステップを考えましょう。どんな疑問・不安もお気軽にお話しください。

From Nakahara Clinic

保護者のみなさんへ

「検査」と聞くと不安になるかもしれませんが、新生児マススクリーニングは赤ちゃんの健康を守るための、とても大切な第一歩です。当院では赤ちゃんの健やかな成長を全力でサポートします。検査について疑問や不安があれば、遠慮なく何でもお声がけください。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください


0561-88-0311