妊婦健診

妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を確認するために、当院で出産予定の方はもちろん、
里帰り出産など他院で出産予定の方にも定期的に妊婦健診をおこなっています。
妊娠中の経過が順調に、さらには無事に出産が迎えられるよう、主に以下の内容で妊婦健診を実施しています。

妊娠判明から
出産予定日決定まで

妊娠の可能性があることが分かった時点で受診してください。おおよそ妊娠8〜10週で出産予定日を決定します。
初めて受診していただいた時期にもよりますが、出産予定日決定までに2週間に1回くらいの頻度で、2〜3回の受診が必要となります。出産予定日が決定したら、母子手帳の交付について説明いたします。

妊娠12週〜24週

4週間に1回の頻度で妊婦健診をおこないます。

妊娠24週〜36週

2週間に1回の頻度で妊婦健診をおこないます。

妊娠36週以降

毎週、妊婦健診をおこないます。

  • 超音波検査に加えてノンストレステスト(NST)をおこないます。
  • 出産に向けて、子宮口の開き具合、柔らかさ、児頭の下がり具合などを適宜内診します。

妊娠中におこなう検査

母子ともに無事な出産のために、お腹の赤ちゃんの成長や、妊娠によるお母さんの体調の変化を定期的に確認することが大切です。
※すべての妊婦さんに下記の検査を実施するわけではありません。
※検査費用に対する助成回数・助成内容についてはお住まいの区市町村によって異なります。

妊婦健診で毎回おこなう
基本的な問診・検査

  • 体重測定
  • 血圧測定
  • 尿検査(糖・蛋白)
  • 子宮底長・腹囲の計測
  • 胎児超⾳波検査
  • 胎動の自覚があるか ※おおよそ妊娠20週以降
  • 胎位(骨盤位[いわゆる逆子]かどうか)
    ※おおよそ妊娠30週以降

必要に応じておこなう医学的検査

妊娠判明〜妊娠24週

  • 血液検査
  • 子宮頸がん検診
    (子宮頸部細胞診)
  • 超音波検査

妊娠24週〜36週

  • 血液検査
  • 超音波検査
  • 性器クラミジア

妊娠36週以降

  • 血液検査
  • B群溶血性レンサ球菌(GBS)
  • 超音波検査
  • ノンストレステスト(NST)
  • ⾻盤レントゲン撮影
    (児頭⾻盤不均衡が疑われる場合)

妊娠初期

胎児心拍の有無、正常の⼦宮内の妊娠であるのかどうか(異所性妊娠や流産ではないことの確認)、出産予定日の決定、胎児の数などを経膣超音波で確認します。

妊娠中期以降

胎児の形態・発育異常の有無、胎盤の位置、羊水量、臍帯動脈血流などを経腹超音波で確認し胎児が健康であることを確認します。また経腟超音波検査を用いて子宮頚管長の計測をおこなって流早産の予知や診断をおこなうこともあります。
※超音波検査で必ずしもすべての異常を発見できるわけではありませんので、ご了承ください。

超音波検査・
3D/4Dエコー検査

当院では赤ちゃんを立体的にみることができる3D/4Dエコーもおこなっています。通常の妊婦健診の中でおこないますので、3D/4Dエコーに対する追加料金はありません。なお、妊娠36週以降では、赤ちゃんは大きくなり子宮の中で身動きが取りづらくなり、さらには羊水の量も減ってくるために、限られた診察時間内に、赤ちゃんの顔を3D/4Dエコーできれいに見られるチャンスは少なくなります。悪しからずご了承ください。

患者サービスの⼀環として、エコー動画の録画サービスを、希望される患者さんに対しておこなっております。
患者さんの利便性向上を⽬的として、新たにエコー動画配信サービス「AngelMemory」を導⼊しました。本サービスでは、妊婦健診で撮影したエコー動画をクラウドサーバへ送り、妊婦さんやそのご家族・ご友⼈がいつでもどこでも動画を閲覧・保存できる動画配信サービスです。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

ノンストレステスト
(NST)

ノンストレステスト(Non-stress test; NST)とは、お母さんのお腹に小さな器械を装着することで、赤ちゃんの心拍とお母さんの子宮の収縮を計測し、赤ちゃんが元気かどうかを確認するテストです。赤ちゃんやお母さんに“ストレス”をかけずにおこなうテストなのでこのように呼ばれます。胎児心拍モニタリングと呼ばれることもあります。
当院では妊娠36週以降の妊婦さんに毎回この検査をおこなっています。検査に要する時間はおおよそ20〜30分です。赤ちゃんが寝ていると「赤ちゃんが元気である」という評価ができないので、音で刺激(Vibroacoustic stimulation; VAS)して、寝ている赤ちゃんを起こすこともあります。その他、「いつもより胎動が少ない」、出産予定日を超過している、胎盤機能の低下が疑われるなど、必要と考えられる場合にはその都度本検査をおこないます。

出生前診断
(母体血清マーカー検査
[トリプルマーカー])

妊婦さんの血液中にある3種類の物質の濃度と妊婦さんの年齢を組み合わせて、胎児の染色体異常(21トリソミー;ダウン症)や神経管奇形(二分脊椎症など)の確率を推測するものです。検査は妊娠15週〜18週に妊婦さんの血液を採取して実施します。確率を推測するスクリーニング検査であって、診断を確定するための検査ではありません。そのため、確定診断のためには、別途羊水検査が必要となります。 結果が判明するまでに10〜14日間を要します。

健康保険が適応されず、自費による検査となります(約10,000円)。そのため説明を聞いていただいた上で、希望される方にのみ実施しております。

院長よりひとこと

医師がおこなう妊婦健診以外にも、母親教室、マタニティヨガ、骨盤ケアなども実施しています。また、分娩方法、無痛分娩のことなど分からないことがあれば、医師・看護師・助産師にお気軽にお尋ねください。